体験する

古来、忍者は修行の前など、場を清める為に「邪避香」という香を焚いていました。また、不安やストレスに負けないために呼吸法や印を用いて「不動心」を養っていたといわれています。
この忍者の智慧を活かして、ストレスフルな現代人にも役に立つ、心身をしづめる体験プログラムを企画中です。

体験プログラム内容(案)

・背景、意義、目的などの説明
・場を清める為に邪避香(原末)を香炉で焚く
・忍者の印(「九字護身法」の手の形)を結ぶ
・NINCENSE(お線香)を灯し、煙を半眼で観ながら、忍者の呼吸法「息長」(おきなが)を一般の方向けにアレンジした呼吸をおこなう
・忍者の印を結び、息を吹きかけて終了

呼吸法について

・先ずは静かな場所で、リラックスできる体勢で座る事から始める。
 呼吸は原則、鼻呼吸で行い、胸でなく腹で息をするとイメージする事に留意する。
・体中の濁った気を全て出しきる気持ちで、口を開けて息を吐き出す。
・鼻よりゆっくりと静かに息を吸い込み(初心は5秒位)、
 一杯になったら息を止めて入った清浄な気が身体を巡るとイメージする。(初心は5秒位)
・ゆっくりと鼻より残った息を出す。(初心は5秒位)
 慣れてきたら、息を吸い、止め、吐く時間は徐々に長くしていく。

引用元:コロナに負けない忍者の心得(日本忍者協議会)
https://ninja-official.com/post/2173

印の結び方(九字法)について

①臨(りん)
 左右の手をうち1組で人差し指を立て合わせる。
②兵(ぴょう)
 2手内に組み、中指を立てて人差し指を絡ませる。
③闘(とう)
 左右互いに組み、中指・薬指の交叉にからみ、親指、薬指、
 小指を立て合わせる。
④者(しゃ)
 左右互いに指を組み合わせ、人指し指を立てて合わせる。
⑤皆(かい)
 2手各々外へ組み合わせる。
⑥陣(じん)
 10指互いに内に組み入れる。
⑦烈(れつ)
 右の4指を握り、指先を立てて左手に親指を握る。
⑧在(ざい)
 左右の親指の指先の端をつけ、余り4指を開く。
⑨前(ぜん)
 左の手をうつろに握り右の手上に置く。

引用元:印の結び方 写真あり!(伊賀ポータル)
https://www.igaportal.co.jp/ninja/17

動画:九字印 の結び方・手の組み方
https://youtu.be/elM1_HXSOrE

<参考文献>
(1)小森輝久 2021
『精神科医が勧める忍者の印と呼吸法を応用した究極の不安・ストレス解消法 』
(日本橋出版)
https://www.amazon.co.jp/dp/490886294X

(2)小森輝久 2017
『忍者「負けない心」の秘密 』
(青春出版社)
https://www.amazon.co.jp/dp/4413096746

(3)西村誠 2020
『息長と簡易マインドフルネス訓練の比較:忍者マインドフルネスについての試論』(忍者研究・3号2020年8月)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/ninja/2020/3/2020_77/_pdf

NINCENSEをプロデュースしている「伊賀白樫の古民家」(和求輪俱楽部:株式会社あなは)では「忍びの里暮らし体験プログラム」の企画・運営、民泊などにも取り組んでいます。

築100年超の自然と歴史情緒あふれる古民家で、NINCENSEの香りに癒されてください。

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